ディーラーは狙った数字にボールを落とせるか?

ディーラーは狙った数字にボールを落とせるか?

映画やドラマでは、「一流のディーラーは、狙った数字にボールを落とせる」と言われています。
更には、「気に入ったりチップを弾んでくれたりする客には、時々サービスで当てさせる」との話もあります。

これは本当でしょうか?

アメリカン・ダブル 0 のルーレットでは、無作為にボールを投げた場合に 1 つの数字に当たる確率は 1 / 38 = 2.63 % です。

いくらディーラーが毎日練習しようとも、せいぜい 10 % 前後になる程度で、思いのままにボールを操れる訳ではありません。

万が一、天才的なディーラーがいて、百発百中で狙いを外さないとすると、別の問題が生じます。

そのディーラーが、仲間とグルになって収益を減らす可能性があるので、カジノが雇わないのです。

カジノで起きる不正の 6 割以上が、従業員によるものだと言われます。
ディーラーの不正には、カジノも細心の注意を払っているのです。

カジノにとっての「腕の良さ」とは「狙った数字にボールを落とすこと」ではなく、「手際よくゲームを進めたり、客に多額のチップを使わせたりすること」と言えるでしょう。

ただし、「思った数字に入れる」ことはできなくても、熟練ディーラーであれば「思った数字に入れない」ことはできるかもしれません。

  • 通常の確率は 2.63 %
  • 思った数字に入れられる確率は 10 % 前後
  • 思った数字に入れないことはできるかも

このように考えると、ゲーム中にディーラーにチップを奮発して、ボールが投入される前に賭けても損はないかもしれませんね。